祇園信仰とは
「祇園信仰」とは(小倉ぎおん八坂神社)
〇「祇園信仰」とは牛頭天王と須佐能袁命に対する神仏習合の信仰のことを言います。
その祭りを一般的に「祇園祭」と言い疫病が流行しやすい夏にお行なわれます。
この疫病の発生原因として医療が未発達の奈良・平安時代には、「怨霊のたたり」が想定されました。
「怨霊」とは、政争や権力争いに巻き込まれ非業の死を遂げた人々(特に菅原道真や平将門、崇徳天皇)の恨みが祟るとされ、それを「怨霊」と言いました。
それを鎮め疫病や災厄を祓うために行なわれたのが「御霊会」と言います。
九世紀から十世紀にかけた平安京の頃、疫病や天変地異が多発した際、人々はこれを怨霊の仕業と考え、その意識の高まりが「御霊信仰」の拡がりをもたらし、盛んに「御霊会」を催しました。
先人達は怨霊を鎮める為に丁重にお祀りして祈りを捧げその荒々しいお気持ちを和らげる為に楽しい趣向を凝らした賑やかなお祭りを行ったのです。
その御霊会こそ祇園祭であり「祇園信仰」です。
祇園祭りは怨霊を慰撫するとともに人々にとっても楽しいことで、怨霊や神様に喜んでもらい願いを聞いて戴こうとする日本の祭りの特色であると言えます。
小倉で明治まで祇園社と呼ばれた社が現在の八坂神社です。
このように小倉ぎおん八坂神社は「御霊会」という怨霊を祓い霊魂を鎮め和める奉る神仏習合の考えの基に始められた信仰であり神社です。
当社における小倉ぎおんまつりは斎行も同様に行われまた、この世とあの世をむすぶやしろとして、納骨堂の建設もその信仰の基に設置運営されています。
参拝者はその霊威に触れ直に神前に詣で心して清浄な神域の気配に参じ、災厄を祓い除き平穏な日々をお過ごし下さい。
小倉祇園八坂神社 宮司
